お兄=秘密彼氏



ガラッ



病室のドアを開けると

担当医の先生と看護婦さんがいた




「よかったですね」






大翔にそう言ってから

私の顔を見た先生




「来週には退院できますね
 大翔くんはよく頑張った」



「本当ですか!?」



「はい ただし
 無理は禁物ですよ」



「はい ありがとうございました!」







一礼して病室を出て行く先生と看護婦さん




私は大翔に走り寄った




「やったね!退院だって!」



「あぁ 昌樹と母さんにも知らせなきゃな」






あっ 言い忘れてた




「お母さん しばらく病院来られないってさ
 しばらく お店にいるみたい」



「そっか」





少し 残念そうな顔をする大翔





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