お兄=秘密彼氏
ミシッ…



ソファにお兄が座って

さらに 私に近づいてくる



近づいてくるにつれて

お兄の表情も何倍にも怖く思えた




「ち−はるっ
夫婦らしコト……しない?」



「夫…婦?
だって ままご…」



「だって千晴
ままごとぐらい言わないと こういうこと出来ないでしょ?」




そう言うと

一瞬のうちに目の前にお兄の顔があった



……な…に?



なかなか状態が理解できない私



ただわかるのは


口に 温かいものが



あたってる





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