お兄=秘密彼氏
−10分後



やっぱり降りてこないお兄。


昌樹はもう食べ始めている。



(ちょっと見にいってみようかな?)






階段を上りながらも 呼んでみる。


「お兄ぃ 時間ヤバイよぉ?」




おかしい 物音一つしない。



まだ寝てるのかな…?






とうとう ドアの前まで来てしまった。



コンコンッ


「お兄ぃ 時間だよぉ」



返事なし…。



(まだ 寝てるのかな?)




「お兄 入るよ?」



ドアノブに手をかけてみると 鍵は掛かっていなかった。



ガチャ




中に入ると 部屋の中はまだ薄暗かった。


カーテンが閉まっているからだ。



私はカーテンを開け 太陽の光りを部屋に招きいれた。


ベッドを見ると お兄が耳にイヤフォンをしながら寝息をたてながら寝ていた。



もお!音楽聞きながら寝るなって言ってるのに!!







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