お兄=秘密彼氏
「しまっていくぞ−!」



「オォォォ−!!」





窓の外から野球部の声が聞こえる



その中 私達はお互い一言も話さずに


作業を進めてる





チラッ



うわっ…カッコイイ……



画用紙を真剣に見つめている顔立ちは

なんとも言えないぐらいカッコよかった




細い指が細かに動く度に


どこか見とれている自分がいた





「オイ
どこ見てんだよ」



「えっ あっ…その…」



「プッ 変な奴」





ドキッ



えっ…何今の笑顔



どこか 私の知ってる





大好きな笑顔だった





思わずドキッってしちゃった…








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