青春小説
君の様子がなんだか変だ、って気付いたのはちょうど2週間前。


いつも一緒だった帰り道を、
一人で歩くようになって四日目だった。


君は、用事があるから、
と言ってわたしからの放課後の誘いを断るようになった。



それだけならまだ良い。

やっと結び付けた恋だから。

少しのことで君を疑うなんてしたくなかったし、
わたしは君が大好きだから。

なるべく君を信じていたかった。
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