青春小説
ふと空を見上げると、
太陽が雲を、校舎を、
グラウンドをオレンジ色に染め上げている頃だった。


君が眩しすぎて、
もう夕方になってるなんて
気がつかなかったよ。



そんなことを思いながら、君を見つめる。


ふと目があって、どうしようかと困っていると、
君が眩し過ぎる笑顔で、

私に微笑む。


ああ…君はどうしてそんなに意地悪なんだろう。

こんなに私を嬉しくさせて、後で寂しくなるのは私なのに。
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