青春小説
雨の音を聞きながら
ぼんやりとしていると…

あの人は僕の隣に座り、
また僕と同じようにぼんやりとしていたんだ。

涙を流しながら。

声はかけられなかった。


まあ、かけられるわけもないけど。


でも、気持ちがとてもよくわかったというか、共犯者みたいな気持ちというか…

言いづらいけど、そんな感じだったんだ。
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