いちごみるく


まったくあいつは、まともに学校も来れないのかよ


ため息をついて自分のクラスに戻ろうとしたとき

「あっ蒼君っ!」
と後ろから名前が呼ばれた。

「あー…佐藤だよね?」
初対面のとき見た顔を覚えてない
俺は、とりあえず確認した。


「あ、あんまり覚えてなでしょ!
まあ私はその方がよかったりするんだけどっ」


…?
なんで覚えてないほうが
良いんだ?
わけわかんねー普通逆だろ



「なんでかって?まあ色々あるんだって!


あ、今璃乃いないし丁度いいな。


ねえねぇ!璃乃の好きな人知らない!?」







…は


いやそれ俺に聞く?

てか俺が知りたいよ



「そうゆうのって普通女に言うんじゃね?」





「幼なじみなんでしょー

聞いてみてよー!

私に教えてくれないってことは、女子には言ってないと思うの



璃乃は否定するんだけどね

でも絶対それっぽい人がいるの!女のカン!」



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