いちごみるく
部活が終わると千尋は真人さんと帰るため、私は蒼と帰るようになった。
だって他にバスケ部に知り合いいないんだもん
「そーいえば最近貴兄に会ってないなあ」
私はぽつりとつぶやいた
貴兄は私達の家の間に
住んでいるお兄ちゃん。
兄弟がいない私と蒼は、小さいときから本当の兄のような存在。
「なんか忙しみたいだよ、
俺が1週間ぐらい前に行ったけど出張でいなかった」
「困るー私だけじゃ蒼扱いきれないっ!
あ、でもきっと誕生日は帰ってくるよね?」
「なにおう!学校もしっかり朝から来れないやつに言われたくないな」
「それ関係ないし!
だって蒼と話してるとコントしてるみたいになるんだもん」
「それは貴兄がいてもあんまり変わんねーけどな
あいつも変だし。
そーいえば誕生日もーすぐだな。
あー今年はなに買おー…
てか貴兄何歳なるんだ?」
「26とかじゃない?
うわっもうおじさんだね」
「だなー、おじさんだし手帳とかにする?笑」
いつものように
たわいもない話をしていると家に到着。