いちごみるく


後ろで笑ってるのを聞かれないように話題を探した

「あっ璃乃、放課後レポートのことで聞きたいことあっからよろしくっ」

「やっぱりそうきたか

メール来たときから、そういうことだと思ってた。
1日見てわかる内容じゃないからね

じゃあパフェ1つ追加で」




話してるとちょうど休みが終わったことを告げる鐘が鳴った

「お前そんなに食ったらブタになるっつーの!1つにしとけっ
じゃあ放課後よろしく」






自分のクラスに戻ろうとしたとき、璃乃に肩を叩かれ
耳に手をあてて小さな声で
「ねぇ千尋の前で遊ぶ約束なんてしていいの?」


…は?

こいつなんか勘違いしてない?


「げ、先生来ちゃった。ばいばいっ」


俺の返事も聞かずに璃乃は自分の席の方に行ってしまった。


「こら遠藤、またお前か!とっくに鐘鳴っただろ
自分のクラスに戻れ!」


げ、運悪くついさっき怒られたばかりの先生だった







なんなんだよも─…






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