【少女A。】
嬉しそうに。
そして微笑みを浮かべた顔を人だまりの中に向けている。

そしてそんな場景を目蓋の裏に焼き付けながら、興味のある物に対しての自分の思考回路に目を疑っていた。
私はまずその場を離れた。
少女の事を考えていた時から場を離れるまでその差0.0000…
あり得なくはない。
好きなものだから。


私は少女のマンションへ侵入した。
マンションの前の事件のあった場所とは反対車線のマンション。
私は屋上まで駆け上がった。
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