僕のお姉ちゃん【兄恋番外編】
「翔樹くん!」
待ってましたと思わんばかりに、白鳥さんに近づく。
「これ・・・」
かわいいピンクの袋に包まれた、フォルムだけはチョコレートの物体がでた。
「手づくり?」
「もちろん!」
そうなんだ。
目をきらきらさせてこの場で食べるように見てきた。
食べなきゃ…
「食べて?」
食べなきゃ…
この前のオムライスの事件からか、体が拒絶反応を起こし額からは尋常じゃないほどの汗が滴る。