僕のお姉ちゃん【兄恋番外編】
中身はあけてない。

あまりにも、新鮮すぎて怖かった。


「乃愛ちゃん良い?」

僕は食事の後乃愛ちゃんを呼び出した。


「これなんだけど…」

「なにこれ?」

「女の子に貰ったんだ。」

「翔樹くんが?」

「…うん」

「恋しちゃったかぁ…」


乃愛ちゃんは僕に無断で、包みをあけようとした。


「開けないでよ!」

「中身みたいんだもん」

慎重に包みをはがす


中身は…



「クッキー?」

「食べ物ねぇ」


僕が走って帰ってくたせいか、クッキーは結構無惨にわれている。 


「佳恵ー!クッキー」

乃愛ちゃんが叫ぶと、佳恵が走ってきた。

「クッキー!」
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