瀬戸未来という女の子
  「おはよう。」


  学校に着くと、友華が
  声を掛けてきた。


  「うん。おはよう。」


  友華が驚いた顔でこっち
  を見た。ん????


  「どうしたの?ものすごく
  幸せそうね。いいことあった?」


  内心ヒヤッとした。。。
  さすが友華。鋭い・・・・。


  「友華には敵わないなぁ。
  うん。いい夢を見たんだ。」


  「夢・・・・・・・?」


  「うん。昔の夢をね。。」


  ふうん、と呟いてから、
  謎めいた笑みで。。

  
  「未来の夢、かしら??」


  う・・・・・・・・。


  さすが・・・・・・・。


  バレているかも、とは
  思っていたけど。。。


  「気付いてたんだね・・・。」


  恐ろしい。。友華に隠し事
  なんてもってのほかだ・・・。


  絶対に無理だ・・・・・。


  「当たり前じゃない。
  何年一緒にいると思ってる
  のよ。柊が未来のコトを好きな
  ことぐらい昔から知ってるわ。」


  
< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop