瀬戸未来という女の子
  「何ていえばいいのかな。
  きっかけとかそんなのは
  本当に無いんだ。気付いたら
  好きになってたんだ。。」


  気付いたら、好きで。


  気付いたら恋してた。


  きっかけとか理由とか
  そんなものはなくて。


  ただ好きになってしまった。


  「恋に理屈はない、ね。。」


  友華はそう言って頭を
  ぽんぽんなでてきた。


  友華は何だかお姉さん
  みたいだ。。。

  
  「でも、たった一つだけ
  俺と未来だけの思い出が
  あるんだ。悠樹は知らない。」


  「え、、本当に?」


  「うん。。」


  その思い出だけは俺の
  もの。。


  ずっと俺のもの。


  そのときの未来も
  思い出も。。。


  俺のものだから。
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