Days



帰り道…



私は鼻歌を歌いながら鞄をぶらぶらさせて、



翔大は大きな欠伸をしながらも空を見ていて、



圭太は携帯いじりをしながらも何かを考えてるようで、





無言だけど、
空気があたたかくて、
沈黙が苦しくなくて、
自由なことして、
……そんな時間が何より好きで、
大切だった。



『あっ!!着いちゃった』



1人で帰ると長く感じるのに
誰かが隣に居れば本当に一瞬で、
なんだか淋しくなる。



「早いな~
じゃ、又明日!!」
圭太はニコニコしながら手を振って、



「じゃあ」
翔大は眠そうに手を振って、



こんなにも違う2人を見て自然と笑顔になった。



『ばいばーい!!』




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