セレブの同居人
脅したつもりだったのに、
「うっわぁー…あたしを犯したら、秋は日本追放ね。」
すごいすごい。
って言いながら笑う華乃に、うなだれた。
「お前は、鬼だな。」
「鬼で結構。ってか、腕、離してよね。」
華乃の腕をつかんでいたことを忘れていた俺は、
少しあせって腕を離した。
「わりィ…。」
「別にいいわよ、これくらい。んじゃ、あたしは部屋戻るから。」
そう言って、さっさと自分の部屋に戻っていった。