龍也くんと初音ちゃん【短編】
その手をひいて
北風が吹き荒れる2月の、ある日の昼休み。
いつものように教室でお昼ご飯を食べていた龍也と初音。
いつものようにほのぼのとした時間が過ぎていくはずだった、が………
「なんであなたはいつもそうなの!?」
「んな事言われてもな…」
「もうしらない!勝手にしなさいよっ!!」
「おい、初音…っ」
初音は龍也が止めるのも聞かず教室を後にした。