儚い翼
第一章:幼い気持ち
信じる?
ガンガンガンガンッ
ドアの後ろから、耳障りな音が響いた。
「あー、もぉ」
ガンガンガンガンッ
乱暴なノックだなぁ。もしかして彼奴かも。
「はぁい」
ガチャッ
「…よっ」
やっぱね。この馬鹿顔が出てくると思った。
「何だよ聖」
聖はあたしの幼馴染みで、仲の良い親友。
「愛心、今度行く中学校、見に行かん?」
それなら付き合ってあげてもいいかな。
「…了解。何時?」
「何時でもいいょー」
は?何時でもって。
「いい加減に計画的にしないかんがぁ」
「わかっとるが」
この時、私は幼くて好奇心旺盛で、聖の気持ちなんて、考えた事もなかった。
ドアの後ろから、耳障りな音が響いた。
「あー、もぉ」
ガンガンガンガンッ
乱暴なノックだなぁ。もしかして彼奴かも。
「はぁい」
ガチャッ
「…よっ」
やっぱね。この馬鹿顔が出てくると思った。
「何だよ聖」
聖はあたしの幼馴染みで、仲の良い親友。
「愛心、今度行く中学校、見に行かん?」
それなら付き合ってあげてもいいかな。
「…了解。何時?」
「何時でもいいょー」
は?何時でもって。
「いい加減に計画的にしないかんがぁ」
「わかっとるが」
この時、私は幼くて好奇心旺盛で、聖の気持ちなんて、考えた事もなかった。