儚い翼
第三章:買われた人間
救い人
「俺がいなかったら、ヤバかっただろ」
「はいはい。ありがとぉございます」
東は、ニヤニヤしながら、あたしの額をグーで軽く叩いた。
「愛心の救戦士誕生」
「勝手に決めんな」
「あのままのがよかった?そしたら先生はびくついたまま、生徒は机をつらない…」
「わかっとるが」
ちょっと仲良くなると陽気な奴だと直ぐにわかった。
ガラッ
「失礼します」
…奏太君?
「あれ…、あの、血は」
「ふいたが」
「斎藤奏太です。迷惑かけて、すみませんでした」
「いや」
奏太君は、キョロキョロした。
「愛心…さん?」
「はい?」
「さっきはありがとう」
「は、はぁ」
感謝されるほどのことじゃ…。
「失礼しました」
ガラッ
「はいはい。ありがとぉございます」
東は、ニヤニヤしながら、あたしの額をグーで軽く叩いた。
「愛心の救戦士誕生」
「勝手に決めんな」
「あのままのがよかった?そしたら先生はびくついたまま、生徒は机をつらない…」
「わかっとるが」
ちょっと仲良くなると陽気な奴だと直ぐにわかった。
ガラッ
「失礼します」
…奏太君?
「あれ…、あの、血は」
「ふいたが」
「斎藤奏太です。迷惑かけて、すみませんでした」
「いや」
奏太君は、キョロキョロした。
「愛心…さん?」
「はい?」
「さっきはありがとう」
「は、はぁ」
感謝されるほどのことじゃ…。
「失礼しました」
ガラッ