でも、俺の彼女はアホ女。
真っ先に向かったのは
『小学、中学生用』
と書かれたワーク売り場。


「あっ」

綾音も今頃気づいて
逃げ出そうとする。

「待て、逃げんなよ」

「…はい」


綾音も観念して黙り込んだ。

その間淳弥はカゴに何冊も
ワークを投げ入れていく。


その時、


「おー、淳弥や」

後ろから声がして振り返ると


雅人と雅人の友達の数人が
近寄って来ていた。

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