でも、俺の彼女はアホ女。

いめちぇん…?

放課後の教室に
心地いい風が吹く


こんな風が吹いていると
無性に眠気が襲う。

そう思った淳弥は
ゆっくりと机にうつ伏せて

目を瞑った。



でも…、


バッコンっ。


いきなり頭をカバンで
強打されて淳弥は睨むように振り向いた。

そこには堂々と構える雅人の姿。


「何してんだよ、委員会始まるぞ」

あ……。
殴り返そうと立ち上がったが止めた。

「わりぃ、忘れてた」

委員会。
すっかり忘れていた。
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