中曽根工業高校
「何でそんなとこ?」
「いいから、いいからー!!」
ちぃは笑顔で手を振っていた。
(まぁ、元気でよかった……)
ヒノケンは丘を登ろうとしたが、道がなく、草をかき分けて登っていくことになった。
「なんだよ、ここ…」
ヒノケンがグチりながら登りきると、ちぃは向こう側に見える景色を指差した。
「おっ……」
夕日に照らされた住宅街。人間たちがよく見える。
「見晴らしいいだろ?エッヘン」
ちぃは嬉しそうに言った。
「すげー」
ヒノケンは感銘したように1歩踏み出した。
「あっ、今踏んでるとこにシャア様埋めた」
「?シャア様?」
「中学のとき、飼ってた犬…車にひかれて死んだ」
「うわっ」
ヒノケンは思わず後ずさりした。
「はははっ♪」
ヒノケンは気を取り直して、景色を見渡した。
「……俺、中学のとき連れがこの辺住んでて、この公園来たこと何度かあるけど…こんな所があるの初めて知った…」
「そうなんや」
「ちぃに会えなかったら…気づけなかったろーな」
「いいから、いいからー!!」
ちぃは笑顔で手を振っていた。
(まぁ、元気でよかった……)
ヒノケンは丘を登ろうとしたが、道がなく、草をかき分けて登っていくことになった。
「なんだよ、ここ…」
ヒノケンがグチりながら登りきると、ちぃは向こう側に見える景色を指差した。
「おっ……」
夕日に照らされた住宅街。人間たちがよく見える。
「見晴らしいいだろ?エッヘン」
ちぃは嬉しそうに言った。
「すげー」
ヒノケンは感銘したように1歩踏み出した。
「あっ、今踏んでるとこにシャア様埋めた」
「?シャア様?」
「中学のとき、飼ってた犬…車にひかれて死んだ」
「うわっ」
ヒノケンは思わず後ずさりした。
「はははっ♪」
ヒノケンは気を取り直して、景色を見渡した。
「……俺、中学のとき連れがこの辺住んでて、この公園来たこと何度かあるけど…こんな所があるの初めて知った…」
「そうなんや」
「ちぃに会えなかったら…気づけなかったろーな」