中曽根工業高校
朝と1人のだめんず
「ふぅ…」

自分のアパートに着いて、軽くシャワーを浴び、借りてきたDVDをテレビにセットした。

友達と飲んだ後で、少し頭がボーっとしていたが、返却日明日だし、あまり考え事はしたくなかった。


「あれは…一応、失恋なのかな?」

伊澄はぽつりと呟いた。


友達に、男のキズは男にしか治せないとアドバイスされ、今度紹介してもらう約束をした。


(…普通に生活してたら出会いなんでないしな…職場はおっさんばっかだし。年下はもっと例外だし)


そんなことをソファーにもたれながら考え、伊澄は目をつむった。
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