君の忘れ物。


そこに来たのは…
"正人先輩"だった。


「ま、正人先輩!!ど、どうしてここにいるんですか?!」

「どうしてって…
お前が呼び出したんだろう。ほらっ。」

正人は一通の手紙を私に見せた。
それは、私が優斗先輩のげた箱に入れたはずのラブレターだった。

驚きを隠せなかった3人。

「えっ!!知恵、優斗先輩のげた箱に入れたんじゃないのぉ?!」

「ううん。ちゃんと入れたはずなんだけど…。」

「優斗?!お前、間違えたのかよ。」

「…みたいですね。ごめんなさい。」

「まぁ、いいよ。
どうせ断るつもりだったから。」

「そうですか…。
じゃあ失礼します。」

私は走って逃げた。
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