君の忘れ物。

でも、私が好きな人は違う。

そう、正人が初恋の相手ではなかった。

私は、ラグビー部の優斗先輩に夢中だった。


優斗先輩は、正人先輩とは真逆の人だった。

バカで、自己中心的で、何を考えているか分からない人。


そんな性格だけど、人一倍頑張りやの先輩が大好きだった。
本当に好きで好きでたまらなかった。

告白も考えた…でも私にはそんな勇気がなかった。
< 4 / 16 >

この作品をシェア

pagetop