am.



キーンコーン




カーンコーン




捺実が出たのと、ほぼ同時にチャイムが、鳴った。


教室の中は、捺実がいなくなってそれからすぐに明るさを取り戻した。


それどころか、騒がしくなっていくばかり。



捺実を、誰1人として心配してないのかっ…。



て、いうとそうじゃないかもしれない。



けど…今の嗄和実にとっては、そうしか、受け入れる事が出来なかった。



ただのこの紙切れ。



多分…いや、絶対だと思う。



この紙切れにその理由が、書かれているんだろうけど…。


あたしはしばらく、開く事は出来なかった…。





何が書いてあるか、自分自身怖かった。




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