君は君のままでいて
未来の始まり
鈴の音響く季節に
「蒼波くんとクリスマスディナーしようと思って、ホテルの予約をしてあったんだけどさぁ?」
突然、そう切り出した目の前の人物に、僕の全神経は集中していた。
「んでもね?
蒼波くんったら、まぁた、タイの山奥で違法な焼畑にそーぐーしちゃったじゃない?
で、なんか帰って来ない感じだしさぁ?
それだけでもヤな感じなのよねぇ?
でもって今、美樹ちゃんがくれた資料の中にさぁ?
なぁんか緊急会議とかいう文字が見えてたりするんだけど?
それって、なんか日程的にクリスマスっぽいことないのかな?」
突然、そう切り出した目の前の人物に、僕の全神経は集中していた。
「んでもね?
蒼波くんったら、まぁた、タイの山奥で違法な焼畑にそーぐーしちゃったじゃない?
で、なんか帰って来ない感じだしさぁ?
それだけでもヤな感じなのよねぇ?
でもって今、美樹ちゃんがくれた資料の中にさぁ?
なぁんか緊急会議とかいう文字が見えてたりするんだけど?
それって、なんか日程的にクリスマスっぽいことないのかな?」