年下くんにまぢ惚れ☆

出会い☆


あたし達はバドミントン部だった。というよりバドミントン馬鹿だった


「ぢゃぁ〜今日からお前達は先輩という立場になるんだから、後輩のお手本になるようにしろっ!」


怖い先輩達も引退して、あたし達に、
「よかったね!」とでも言っているように、外では桜が散っていた。


「では、1年生のバドミントン部を紹介する。」


顧問が扉を開けると同時に、1年生が入ってきた。

そこには一人だけ、恥ずかしそうに入ってきた子がいた。


「今年はかっこいい子いないね?」


「うぅ〜ん・・・・。」


親友の琴美にそんなこと言われて、出てくる言葉がなかった。ただ微妙な反応しか言えなかった。


少ししてから自己紹介が始まった。トップバッターはもちろんあたし。


こう見えてあたしは、バドミントン部の次期部長・・・。

今は先輩達が練習中ということもあり、あたしがやるはめになった。


「えっと・・・・8月から部長になる石川南美です。」


一言言ってから次にどんどん回した。


そして2年全員が紹介し終わり、次は1年生。


何人か言い終わってから、あの恥ずかしそうにしてた子が次に回ってきた。


「えっと・・・
< 2 / 66 >

この作品をシェア

pagetop