制服のボタン
久しぶりに来た陵弥の家。
「何か飲む?」
「じゃ私も…ぅわぁー」
立ち上がりテーブルに躓いて。
陵弥にダイブ…
ぅ"………………。
私を受け止めた陵弥が。
「誘ってんの?」
…意地悪…
慌て離れ様とする私に。
深いキスをした。
そのまま抱き抱え寝室のベッドに寝かされる。
陵弥の手が私の前髪を掻き上げる様に撫でる。
優しい瞳が私を見下ろし。
「…まだ…怖い?」
私が怯えない様に優しく。
「…少し…」
「凜花が怯える様な事はしないから、怖い時は言って」
そう言うと私にキスをした。
優しく私を愛しむ様なキスに陵弥の好きを感じる。
唇を割って侵入する舌が熱い…
絡められる度に身体中に熱を帯びてゆく。
「好きだよ」
と耳元で囁く陵弥の甘い声に全身の緊張が解れ。
陵弥が唇を首筋に這わせる。
ピクッと一瞬震えると。
陵弥が耳元で。
「俺の事だけ考えて…」
そう言うと私の手に指を絡め。
首筋に顔を埋めた。