制服のボタン


真っ赤になる私。





「ばーか。照れんな」




ポリポリと頭を掻いて私から反らした顔が…





…耳まで真っ赤だし…




照れる陵弥の背中に抱き付いた。






すると。





「お前…誘ってんの?足んなかった?」




って…えっ?…





あっぁーー服…着てない…!!




「陵弥のバかぁ!」





って毛布を被った。



「凜花ぁー顔見せて」



「ヤダ!陵弥のバカ!」






そう言って顔だけちょこっと出すと。






待ってましたとばかりに、陵弥に頬を摘ままれた。






「ぃだーひぃ…」




すると。




陵弥の顔が近付いて来て。




キスした。





………………。




キスで終わる訳ないよね…



しっりヤっちゃいましたよ。



だって今頃になって。




夏休み前のあの男達に触られたとこ、消毒するとか言い出して。




ワケわかんないし。





ただの欲求不満じゃん。



「…もう…勘弁してよぉー」







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