制服のボタン
帰りは一緒でも朝が一緒って初めてだね…
2人で手を繋いで校門をくぐる。
予想通り…
私の隣にいるのが誰かって、みんな一瞬動きが止まる。
マジマジと見て。
二度見する人さえ…
陵弥だと気付くと、更にみんな驚いた。
そんな様子を2人で楽しんだ。
すると。
「ヨウッ」
と、声をかけてきた卓君。横に笑顔の沙織。
「随分と派手な登場ですねお2人さん」
嫌味にも聞こえる沙織に。
「お陰様でっ」
って嫌味ぽく答えた。
「でも…ありがと沙織」
沙織と卓君の策にハマらなければ。
私は、陵弥とこうしてなかったと思うから。
2人には感謝してるよ…
卓君は。
「俺とキャラ被るじゃん。そんなにオソロがいいの?」
「うっせぇ」
って陵弥と戯れてた。