制服のボタン
「「かんぱーい!」」
陵弥の部屋で4人で過ごすクリスマスパーティー。
陵弥が来年だけじゃなくて、これからもずっと一緒にいたいって言ってくれた。
嬉しかった…
沙織と卓君もよくケンカするけどうまくいってる。
このままずっと幸せでいられたら……
そう思ってる。
数ヶ月前までの私なら絶対こんな事考えられないな…
いっぱい傷付いて傷付けて。
辛かった。
苦しかった。
でも。
離れられなかった。
つまらない日常を刺激的な日常に変えたのは陵弥だ。
私の知らない間に好きになってくれて。
そして…私も好きになった。