制服のボタン


「ばーか、何意識してんだよ」



陵弥が後ろから抱きしめた。



意気なり抱きしめられて、心臓が飛び出しそうなくらいドキドキしてる。





「りょ、陵弥は余裕かも知んないけど…ドキドキするんだからしょうーがないでしょ…」




私が言うと。




「…俺だって…ほら…」




って。





私の手を握り向きを変えさせて、陵弥の胸に当てた。




…ドキドキ…してる……


陵弥もドキドキしてるの…?





「…俺だってドキドキしてる…髪乾かす手が震えた…」





…えっ…?






「凜花が…好き過ぎてどうしようもない…」




……陵弥……




「私も好きだよ…」





私はそう言うと陵弥の顔に近付いてキスをした。




唇を離すと陵弥が私の頭を押さえ深いキスをしてきた。






< 172 / 177 >

この作品をシェア

pagetop