制服のボタン
フッと目を開けると陵弥が私の頭を撫でた。
愛しそうに私を見つめて。
月明かりの中で見る陵弥は、妖艶で女の私より色っぽい。
月明かりがそうさせるのか
キラキラした瞳に吸い込まれそう……
「凜花…綺麗だ…」
そう言って唇を重ねる。
唇を離すとまた…陵弥に見つめられて。
「…陵弥…これからどんな事があっても…私を離さないて…ずっと傍にいて…」
私が言うと。
「ばーか。離さない。凜花だけだから…」
そう言って唇を重ねる。
…何度も……
好きって囁きながら……
私達は抱き合ったまま。
お互いの温もりを感じながら眠りに就いた。