制服のボタン



のけ反った身体に腕を回し自分の方へと引き寄せた。




そして……





「コーヒー冷めるから飲めば?それともコーヒー駄目だった?」





って……普通この雰囲気ってキスとか何かすんじゃないの…






何なのコイツ…






調子狂うし。





私が意識し過ぎなのか…





チラッと見上げると。




「何?」




ってコーヒーすすって。




からかわれてるの私?





とは聞けないし。





「べ、別に」





と素っ気なく答えてカップに手を伸ばした。




その瞬間…



ガッチャーン!!





あ"ああぁぁーーづぅーー





「ばっ馬鹿ッ!?」




「ば、馬鹿ぁ!?」


「…あわわっいいから早く脱げッ!」



「キャッな、何すんのよぉー!?」







…そうなの…溢したコーヒーがモロ制服に掛かって。





ブラウスは真茶色。

制服の上着はビショビショ…





慌てた陵弥に脱がされて…



脱がされたらマズイからッ!





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