制服のボタン
重なる気持ち
ほぼ毎日訪れる陵弥の部屋。
勝手知ったる…ってヤツ。
「陵弥、何か飲む?」
キッチンに向かおとする私を陵弥が抱きしめた。
「ちょっと陵弥…」
「っ……ん…っ…」
陵弥が強引に唇を塞ぐ。
…陵弥…?
いつもの優しくて甘いキスじゃなくて…
強引で激しく深いキス…
いつの間にか頭と腰を押さえられ、私も陵弥の背中に腕を回した。
何度も絡められる熱い舌が逃さないって言っている様に私を捕らえる。
唇を離すと息が上がり、力が抜け立っていられない…
「凜花…」
陵弥を見つめると。
フワッて身体が浮いたかと思うと陵弥が抱き上げ、リビングの奥の部屋のベッドの上に私を下ろした。
そして優しく私の頭を撫で再びキスを落とすとベッドに優しく倒された。
陵弥の潤んだ瞳が私を捕らえる…
私も陵弥を見つめ返す…
耳元に顔を埋め。
「俺の事だけ考えて…」
そう囁くと再び唇を重ねる。