ゆきうさぎ
でも、もうすぐ迎えに来るの。それまでお兄ちゃん一緒にあそぼ!」
「えぇ~!!」
何でこんな日に小さな女の子の相手なんかしないといけないんだ。
思い切りイヤな顔をしてみせた。女の子はニコニコしながら雪の上に足跡をつけていた。
白い雪景色の中で、赤いコートはとても目立っていた。
もし、知らん顔して帰って事故や事件にこの子が巻き込まれていたらと思ったら置いてけぼりにする事も出来なかった。
「はぁ~。仕方ないから迎えが来るまで一緒に居てやるけど、一緒に遊ばないからな」
面倒臭そうに答えると、人懐っこい顔で嬉しそうに笑った。
「うん!それでもいい!」
妙に大人びた表情で笑った。
「迎えはどこに来るんだ?」
「あそこの角にある公園だよ。」
道の先を指差した。
『……。あんなとこに公園なんてあったか?』
あの角は空き地じゃなかったっけ?
「お兄ちゃん早く!!」
子犬みたいに嬉しそうに女の子は走って行った。「こら!走ると転ぶぞ!気を付けろ!」
慣れない雪道をゆっくり歩いて付いていった。
「えぇ~!!」
何でこんな日に小さな女の子の相手なんかしないといけないんだ。
思い切りイヤな顔をしてみせた。女の子はニコニコしながら雪の上に足跡をつけていた。
白い雪景色の中で、赤いコートはとても目立っていた。
もし、知らん顔して帰って事故や事件にこの子が巻き込まれていたらと思ったら置いてけぼりにする事も出来なかった。
「はぁ~。仕方ないから迎えが来るまで一緒に居てやるけど、一緒に遊ばないからな」
面倒臭そうに答えると、人懐っこい顔で嬉しそうに笑った。
「うん!それでもいい!」
妙に大人びた表情で笑った。
「迎えはどこに来るんだ?」
「あそこの角にある公園だよ。」
道の先を指差した。
『……。あんなとこに公園なんてあったか?』
あの角は空き地じゃなかったっけ?
「お兄ちゃん早く!!」
子犬みたいに嬉しそうに女の子は走って行った。「こら!走ると転ぶぞ!気を付けろ!」
慣れない雪道をゆっくり歩いて付いていった。