ゆきうさぎ
想い
「パパ見て!上手に出来たでしょう。」
赤いダウンのコートを着た娘が、嬉しそうに今出来たばかりのうさぎの親子を自慢気に見せた。

ちらちらと降る雪にあの時の夢のような思い出が蘇って来る。

「ほら、風邪をひくよ。早く中に入りなさい。」
「ええ~!今度は雪だるまを作るの。」
「あったかいココアを作ってあげても?」
「!パパのお話しも聞かせてくれる?雪の精の話!」
「あぁ、いいよ。ゆきうさぎのお話だね。」

雪が降るたびに語ろう。大切な友達、ゆきちゃんのことを
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