7 weeks love

プロローグ

運命なんて、
奇跡なんてないと思っていたよ...

桜が舞い散る季節に君と出逢えたことだって奇跡なのにね


私はまだ15才で
子ども扱いされたくないし

子どもじゃないけど大人でもない
中途ハンパな年に


『恋したことない』

って言ったら笑われるかもしれない

でも今 恋したよ

胸が苦しくて 君の顔見ただけでドキドキしたり...

他の女の子としゃべってるとやきもちやいたり



君はいつも桜の香りがした

ほのかに香る とても落ち着く香りが

私を包み込むその香り いつまでも香ってはいなかったんだ



出逢えたことは奇跡だった君と 運命で切り離された


いや 私達は出逢うことすら普通ではなかった

君と離れた今 私は桜を見ると君をこの先一生思い出すよ



今でも君が大好きです

桜也…（さくや）
出逢ってから別れまでの短い一週間、



7 weeks love...