7 weeks love
桜也呼ばないと…
私が持つケータイが震えてるのは何で…??
心の中では 仲直りできないのかなって
思ってた
でも私謝らなきゃ。
桜也の発信を押し掛けた…
ガチャ
えっ…
「桜也…??」
「未歩」
い…言わなきゃ…
「「ごめんっ!!」」
ほぼ同時だったその言葉。
そしてその後に二人の満面の笑み。
私 やっぱり桜也がいないとだめだな。
そう思えたケンカだった
「ねぇねぇ 何で屋上に来たの??」
「教室から未歩が出とくのが見えたんだよ。それで…足が勝手に動いた」
「すごい、テレパシーで私が呼んじゃったみたい」
「あーあ、未歩にテレパシーで呼ばれちゃった」
桜也は笑った。
私も笑った。
大きな広い空に、私達の笑い声はどこまでも響いた。