野いちごM-1グランプリ!
インターミッション
黄「ありがとうございました。ところで・・・あの二人は、どの世界で漫才をやっていたのでしょう?」
黒「そこをつっこんだら、負けでしょ!・・・ってことで、ほら悠人!」
悠人「俺?いきなり、呼び出されてなに?」
ユウト「うわぁ、同じ名前だぁ~」
悠人「そうだね・・・字が違うから、問題ないけど・・・それでなに?」
黒「ほら、ナオトを呼び出す!あんたなら、できるでしょ?降霊術!」
悠人「はいはい・・・えっと・・・」
ナオト「うわっ!本当に呼び出された。」
ユウト「あ、お兄ちゃん。」
黒「ということで、初めての漫才でしたが、いかがでしたか?」
ナオト「緊張しました。まさか、死んでから、弟と漫才するとは思っても見なかったので。」
黄「そりゃ、普通、思わないでしょうね。」
ユウト「面白かったですか?」
黒「ええ、とっても、面白かった上に、可愛かったですよ。」
黄「あ、ちょっと待ってください。今連絡が・・・え?ピンクが?」
黒「あ~・・・やっぱり、超空間ぐらいなら、敗れると思ったのよ。」
ユウト「それって、本当に、人間ですか?」
黄「私も時々、疑いたくなります。」
黒「ってことで、二人とも特別室にご案内しますね。」
黄「一応、ボディガードもつけておきますので。」
ユウト「うん。」
ナオト「それより、お前分数の計算できるようになったのか?」
黄「可愛らしいですけど、片方が死んでると思うと、哀愁漂いますよね?」
黒「400年やら、1000年やら生き続ける魔女や吸血鬼がいる一方で、10歳や12歳で死んでいく少年少女もいる。そんなものかしらね。」
黄「さて、次はどちらがエントリーしてくるのでしょうか?」
黒「楽しみね。」