野いちごM-1グランプリ!
清水「別に構いませんけどね。どうせ、どこぞの美女にそそのかされたんでしょう?
お笑いブームとかなんとか言われて」
紫馬「あら、ヒデさん、知ってるんじゃない。
そう、うちのプリンセスが今、お笑いに夢中でね。俺としては彼女のハートをがちりと掴んでおきたいのよ」
清水「じゃあ、ぶっつけ本番は止めて下さい」
紫馬「え〜、男二人顔突き合わせて、来る日も来る日も練習するなんて、不健全極まりないって!
どうせ二人きりで過ごすなら、ヒデさんより美女の方が断然良いに決まってるでしょ?」
にこやかに告げる紫馬に、がくりと頭を落とす清水。
紫馬「あら、ヒデさん。もしかして傷ついたとか?
俺、女性にしか興味ないけど、どうしてもっていうなら」
清水「言うわけないでしょう!もう、結構です」
マイクから放れて行く清水。紫馬は余裕な笑みを観客に送る。
紫馬「じゃあ、ここからは俺の漫談ってことで。
先日飲み屋で会った美女と、ホテルに行った時の話にしようか?
それとも、警察にばれずに人を消す方法が良いかな?これ、皆が思うより結構簡単なのよ……あっ!」