野いちごM-1グランプリ!


「わからない? キネでお餅をついたら、相方がお餅をひっくり返すの。それが合いの手よ」


「動作の最中に入れる一手?」


「その通り」


「キネで殴るの?」


「そこだけ理解されてしまうと恐ろしいことになりそうね?」


「そしてこねるの?」


「ミリアリアは私をこねたいのかしら?」


「うん」


「うん!? ミリアリア、アナタ私に恨みでもあるの?」


「少なからず」


「あるの!? まあっ、なんてこと……これでは恐ろしくて二度とお餅は食べられないわ」


「そう」


「あのね、ミリアリアあのね、だから今のところでツッコミだったの。『お餅は関係ない!』とツッコミをね?」


「お餅は関係ない!」


「遅いのよ!?」


「もう食べられない!!」


「今さらなの!? ミリアリア、落ち着きましょう? 話を戻すわよ?」


「ミリアリアはミルク出る?」


「そこには戻らなくていいの!!」


「赤く、鮮やか、それは薔薇の」


「ミリアリアはどこから始めるつもりなのかしら?」

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