【短編】冬、雪が止み、そして 星
雪であった…


昨夜から 冷え込んでいたせいであろう


雪のせいで 夜空が見えないのだ


「神様は意地悪だわ!今日、コルヌとお別れ会をするって 知っているのに コルヌに会わせてくれないなんて…。コルヌにあげるために絵も書いてきたのに…。」


メルーシェは切り株にちょこんと座って 泣いている。


まるで最初にコルヌに 会った時の様子であった。
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