【短編】冬、雪が止み、そして 星
雪、そして別れ
次の日の夜―


メルーシェはいつもの時間より 少し 早めに出た

(今日はお別れだけど、絶対に泣かないわ
だって そうしないと
コルヌが気持ちのいい 出発が出来ないもの…)
そう自分に言い聞かせ名ながら

メルーシェはいつもの場所へ、向かった…。


「おーい コルヌー。」
出来るだけ 明るく
呼び掛けた

しかし 返事がない…

「コルヌ?」

しかし 応答はなかった
「コルヌ もしかして 行っちゃったの!?」


「コルヌ―!コルヌ―!!コルヌ―!!!」

目から 熱い液体が溢れ出て、顔を ぐしゃぐしゃにしていく


ふと 頭に冷たいものが のっかった…
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