天から舞い降りた赤ちゃん
1普通の家庭
「ただいま」
白いフリフリのエプロンをして、
とんとんっと晩ご飯の準備をしてる梨結。
振り向き加減に長いまつ毛に軽く微笑みかけながら
「お帰りなさい、ダーリン。
ちょっと待ってね。
直ぐ出来るから、先にお風呂にしてね」
ネクタイを外しながら、
腰に軽く手を回すダーリンの輝。
「それより、早く梨結を食べたいな」
「もう、ダーリンたら。
今は、ダメ」
軽く頬を膨らまして回した手を離した。