天から舞い降りた赤ちゃん
「これから、歩ちゃんを知り合いに逢ったら、何て言えばいいのかしら」
考え込むような表情を浮かべ聞いてるのに、
「はっはっ、預かってる子だって言えばいいじゃないか。
あんまり深く考え込まなくても、預かってるだし」
「でも、本当に時空間から歩ちゃんが来たと思う。
私は、違うと思う、現実に時空間があるなんて聞いた事がないし、3ヶ月間、預かるのも可笑しい。
未来の私が歩ちゃんと3ヶ月間離れるだけでも不安だと思う。
不安がってる様子もない。
その所が引っ掛かるの。
はい、そうですかって信じれるほどの事じゃないような気がする。
輝は、どう考えてるの。
そこが知りたいと思う」
笑ってたが、輝は、考えてないようで考えてる時がちらほら見える。
輝の思いふけてる、無表情で、ゆっくり、淡々とした口調で、食べてた箸を止めて、思いを伝えようとした。