[短編]君と過ごす日々
あたし気に触る事言っちゃったかな?
ねぇ、櫂。
もう連絡くれないの?



******
「ちょっと由奈、どうゆう事よ」

突然の美奈からの電話。
第一声がこれって・・・

「どうゆう事って?
何どうしたの?」

「どうしたじゃないよ。
なんで櫂君がすみれといるのよ」

「えっ・・・」

「さっき悟とデートしてたら、櫂君とすみれが仲よさそうに歩いてるの見たのよ」

あっ、二人うまくいったんだ。
「そうなんだ」

それしか言葉にならない。
じゃぁ・・もう、あたしは櫂の隣にいれないんだね。

ポロポロ、
頬を涙が伝う。

「ねぇ・・由奈聞いてる?」

「う・・ん」

どうして気づかなかったのかな?
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