先生!?
「え?どういう意味ですか?」
はあ?
「だからね、あたしと夫は学生と教師の時から付き合ってたの。だから、あなた達が付き合ったとしても、反対しないわ。できないもん!
てか、付き合ってあげて?あたし達はあなたの味方だからね。困った時はいつでも頼るのよ!!」

何か、話聞いてたら、全然良い人だぁ。

「それ、本当か?」

あ、輝君だ。

「何が?」

それって言われても。

「だから、全部だ!お前と母さんの話だよお!」

「そうよ。それに、マナが退院したら、先生、マナの記憶がもとに戻るまで、あなたが世話してくださいね!」

はい!?

何でやねん!!

「えッ!?」

「私はそういう風に記憶を戻したので。それで、もし記憶が戻らなかったら、戻るまで、マナの家には帰さないせね?
私、あなたとあの子のこと、信じて待ってるから。」

何となく

てか、かなり大丈夫じゃないよな、俺?

「はい!わかりました。」

「じゃぁ、バイバーイ!」

バイバーイって、マナの親、どんな世話してんだよ!

普通じゃないじゃん!

しかも、俺、記憶の戻し方しんねえよ!

これから、どうなるんだろう。
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